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風評被害とか、食べ物の選択とか

8月30日と31日、福島大学の小山良太ゼミナールが主催する
「街なかマルシェ」が、福島市街地の広場で開催された。

このマルシェは震災前からやっているということで、
お知らせのHP(コチラ)には、

 6次産業化や地産地消を目的とし行ってきましたが、
 原発事故を受け、一昨年からは、復興と福島県農業の
 正しい情報の発信を目的に「復興マルシェ」と題し、
 イベントを開催しています。

と書いてある。

オットがかかわっていることもあって、家族で31日に
マルシェに行って来た。

学生さんたちがお揃いのTシャツを着て、農産物の生産者と一緒に、
さまざまな農産物やジャム、漬け物などの加工食品を売っていて、
お客さんも首都圏からの人を含めてとても多く、活気のある市場だった。

中央のステージでは、学生さんが生産者の方にインタビューをし、
放射性物質をどのように取り除いて来たか、風評とどのように
向き合っているか、などについて話をしていた。

テントで休憩している時に配られたアンケートに答えていたら、
こんな設問があった。
「あなたは、福島産の食品を購入しますか。
  1、こだわらずに購入する。
  2、食品の種類によって購入する。
  3、福島支援のために購入する。
  4、福島産は購入しない。」

5月に引っ越して以来、(事前に「福島産のものは買わない方が
良い」という「福島県の人のアドバイス」を得ていたこともあり)
スーパーでは「福島産」を避けていた。
必ず、産地はチェックする。

一方で、生協が扱っている会津産のコメは買っている。
猪苗代産の野菜なども、買っている。
道の駅などの産直野菜も、買う。
また、全生産物について、独自に厳しい放射性物質の検出の上限を
定めている「ゆうきの里東和」(二本松市)のものなどは
安心して買ったりもする。
(ゆうきの里東和についてはコチラ参照)

福島産、と一くくりにはしないが、福島の農産物に対して、
警戒もしている。それが、私。

そして、近所の人は、何か果物をくれるとき、
「これは福島じゃないからね」
とか、
「これは会津の方だから大丈夫」
と言ったりする。

福島県内で、「福島産は危ない」と思う人が多いという事実。
実際は、検出ゼロだったとしても(そういうことが既に多い)。

「あなたは、福島産の食品を買いますか」

これは、とっても重い質問だ。

私1人だったら、たぶん、あまり気にしない。
市場に出ているのだから、と安心して購入するだろう。

でも、我が家には1歳から7歳までの小さな子がいる。
小さい子に、少しでも危険のありそうなものを
食べさせて良いものなのだろうか?

ただ、今回、マルシェに参加して、はっきり確信できたのは。

生産者の声が聞けて、顔が見える時、その農作物や加工品は
自分の生活の中に取り入れやすくなる、ということ。

いかに安全に気を配って食品を作っているか、提供しているか、
いかに心を込めて、愛情を込めて、作物と接しているか。
それが、見えるから。

そんなことを思っていたら、ちょうどタイミングよく、
NHKで面白い番組をやっていた。

ツイッターで、原発事故後、フクシマ産食品や
放射能被害について警戒するよう
積極的に発信していたオピニオンリーダーが、
福島に出向き、桃農家でどのように放射能問題と
向き合っているか話を聞き、いかに安全な桃を作っているかを
目の当たりにして以来、
「福島に行ってみてください。」
「農園を訪ねて、農産物を食べてみてください」
とメッセージを流すようになり、姿勢が変わったとのこと。

現地に行く。
話を聞く。
顔を見る。

いろいろなことに通じることだけれど、この3点は、特に
福島の風評被害に向かうためには、大事なことだ。

私の場合は、住んでみて初めて、だけど。

東電、政府、原発、、いろいろ思うところはあれど、
今とりあえずできることは、「作っている人」の
そばに行き、作られたものを手にすることかな、と思う。
by stafyk | 2013-09-12 16:03 | 猪苗代のこと